Babylonコミュニティアップデート|2025年5月22日号

Ledefiリサーチ事業部
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本稿はBabylonエコシステムにおける最新の動向を報告する。主要カンファレンスでの登壇実績に加え、プロトコル、パートナーシップ、ガバナンスに関する重要な進展を含む、注目すべき出来事を総括したものである。

BTCFiエコシステム状況


2025年5月22日時点のbitcoinのステーキングAPRは0.7%、またBabylonを通してステークされたbitcoinのドル建て価値は約54.2億ドルであった。また、BABYトークンのステーキングAPRは24.12%で、Babylonを通してステークされたBABYトークンのドル建て価値は約1.4億ドルであった。

テクノロジーの進展:プロトコルアップデート

Phase-2の完了により、Babylon Genesisは大規模なオンチェーントランザクションを伴い次なるステージへと進んだ。また、NFT Todayでも「Babylon Genesisがステーキング時価総額において最もセキュアなL1の一つとなった」と取り上げられている。

Phase-1において10,000 BTC(約10億ドル)をステーキングしていた保有者が、保有分をすべてPhase-2へと移行した。現在は、Lombard Finance、Solv Protocol、PumpBTCを通じて、Babylon Genesisに対しスラッシャブルなセキュリティの提供が開始されている。

Babylon Genesisの出演:AMA、X Space、およびリアルイベント

この2週間、Babylon Labsはオンライン・オフラインの双方において精力的に活動を展開してきた。複数のX Spaceの共催や、大阪におけるBitcoin Cafeへの協賛を通じて、業界内での存在感を一層高めている。

Bitcoin Connectにて共催

Babylon Labsは、P2P・Cradle・Hex Trustとともに「Bitcoin Connect」を共催し、ビットコインの未来に関する多角的な議論を展開


大阪でのBitcoin Cafeを協賛

5月19日(月)、大阪で開催されたBitcoin Cafeにおいて、Babylon LabsはネイティブBTCステーキングやPoSチェーンのセキュリティ強化といった、Bitcoinの新たなユーティリティの実現に向けた取り組みを紹介。

Binance中国語Discordに登壇

5月9日(金)には、AxelarとともにBinanceの中国語Discordに登壇し、「BabylonとAxelarが牽引するBTCFiの新潮流」というテーマで議論をリード。

今後のセッションにも参加したい方は、Babylon LabsのDiscordへ。

NeutronとのX Space

5月15日(木)にはNeutronとX Spaceを共催。NeutronがどのようにしてDeFiをBitcoinエコシステムへ導入しようとしているかを中心に意見を交換。

PortalとのX Space

5月20日(火)、PortalとのX Spaceでは、ラップトークンを使わずに非カストディアルなBitcoin取引およびステーキングを実現する統合について紹介し、BTCFiにおける新たなユースケースの可能性を議論。

Anchorage DigitalとのX Space

5月22日(木)には、Anchorage DigitalとのX Spaceを開催。機関投資家向けカストディアンとして、BabylonのBitcoinステーキングプロトコルとの統合について議論。

エコシステム全体の進展:統合とアップデート

この2週間、ステーキングや新しいDEX、パートナーの取り組みまで、Babylonエコシステム全体で多くの対話が続けられてきた。以下は、最近Babylonチームの動きが取り上げられた主なトピックである。

今後の展望

ここで歩みが止まるわけではない。来週、Babylon Labsはラスベガスで開催されるBitcoin 2025に参加し、共同創業者であるDavid Tseが、世界最大級のBitcoinカンファレンスにて登壇を予定している。


5月27日(火)、Genesisステージにおいて「Bitcoin L2s: The Search for Native Yield(BitcoinL2:ネイティブ利回りの探求)」と題したパネルディスカッションに登壇する予定である。本パネルでは、BabylonのようなLayer 2ソリューションが、セキュリティやカストディを損なうことなく、持続可能なbitcoinネイティブリワードをいかに実現するかについて、議論が交わされる。

本取り組みにご関心を寄せていただき、心より感謝申し上げる。今後も、私たちはパブリックにおける開発を継続していく所存である。