Ethereumノード運用:ステーキング報酬の仕組み


目次

  1. はじめに
  2. ステーキングの仕組みと報酬
  3. Execution Reward
  4. Consensus Reward
  5. Penalty
  6. おわりに

1. はじめに

Ethereum は執筆時点において、最も利用されているブロックチェーンの内の 1 つであり、スマートコントラクトを用いて様々な取引を行える点が特徴である。日次で百万件以上の取引が行われている。

Ethereum のネイティブ通貨である Ether (以降、ETH) は、Ethereum での手数料として利用出来るほか、別トークンへの交換、キャピタルゲインを目的として保持するなど様々な利用方法があるが、ETH を利用して Ethereum のブロックチェーンに協力することで報酬を得ることが可能であり、これをステーキングと呼ぶ。

このステーキングという仕組みは、Ethereum が採用している Proof of Stake (以降、PoS) と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムに欠かせないものである。Ethereum 上の新しい取引を検証し、新しいブロックを追加するためには合意を形成する必要がある。PoS ではブロックを追加するノードが、自分の保有する ETH を預け金として、ブロックを検証し、新しいブロックを生成する。その際、ETH を預け金としているノードは報酬を得ることができ、これを一般的には”ステーキング”と呼ぶ。

本稿では、ステーキングの報酬について解説することで、Ethereum のノード運用に対する理解を深めることを目的としている。

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