Ethereumバリデーター:鍵に関して
目次
- はじめに
- 鍵とは
- 鍵の役割
- Deposit CLIによる鍵の生成
- バリデーター追加方法
- 資産の引き出し方法
(1) Partial Withdraw
(2) Full Withdraw - リスクと鍵の管理
- おわりに
1. はじめに
Ethereumノード運用はStaking(以下、ステーキング)と呼ばれ、Ethereum Ecosystemを健全にし、そのEcosystemの維持に貢献する人に対して報酬を支払う仕組みである。ステーキングにはSolo home staking、Staking as a service、Pooled staking、Centralized exchangeの4種類が存在する(図1)。Solo home stakingはノード運用者がEthereumノードを管理するため、多くの報酬をもらえる。一方、運用者はノードのアーキテクチャ設計、運用方針、鍵管理などのオペレーションに気を配る必要がある。鍵流出などの問題があると資産を失う可能性があるため、Solo home stakingをする際に特に気を配る必要がある。
図1. Stakingの種類
出所:Next Finance Tech社作成
Solo home stakingをする際に使用する鍵は、Ethereumが定義しているフォーマットに従う。一般的にEthereumが提供している鍵作成ツールを使用し、鍵を作成する。ステーキングを実際に行っているValidator(以下、バリデーター)とよばれるプロセスに作成した鍵を読み込ませることで報酬を得ることができる。本レポートでは基本的なEthereumにおける鍵の概念と管理方法に関して説明をする。
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